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アートの旅 第1弾:香川~徳島 旅行(1日目)

知識は全然ないけど、アートを鑑賞するのはなんか好き
だったら旅の目的をアート鑑賞にしてしまえばええじゃないか!ということで始まったこの企画
今回の目的地は紅白歌合戦で米津玄師さんがLemonを熱唱した徳島県の大塚国際美術館!
世界中の有名絵画が実寸で再現されていて、名画を一気に堪能するには最適です
その前に香川県で金刀比羅宮を参拝します
じつは金刀比羅宮はアートにとても関係が深いのでした

目次

香川~徳島アートの旅 旅の日程

まずは今回の旅の日程を確認しましょう
今回は2泊3日の旅です

  1. 1日目
    1. 高松空港
    2. 金刀比羅宮
    3. 映えスポット巡り(高屋神社、父母ヶ浜)
    4. 高松市内で宿泊
  2. 2日目
    1. 大塚国際美術館
    2. ゴッホのひまわりルームで宿泊(アオアヲナルト リゾート)
  3. 3日目
    1. 渦潮観光
    2. 道の駅くるくるなると
    3. 徳島空港発

地図で見ると位置関係はこんな感じです。

香川県から回るか徳島県から回るか検討しましたが、JALユーザだと羽田-徳島の場合、
羽田7:00発は朝が早すぎてちょっとキツイ
その次の便は10:10発なのでちょっと遅い
ということで、7:45発-9:05着の羽田-高松を利用し香川県から回ることにしました

それでは一つずつ詳細を見ていきましょう

高松空港

高松空港に着いたら、ちょっと遅めの朝ごはん
香川に行ったら、うどんでしょ!ということでうどんを食べたいと思います

高松空港には「はやし家製麺所」と「手打免許 さぬき麺業」の2つのお店がありますが、
関東在住であれば「はやし家製麺所」さんへ行くことをお勧めします

というのも「手打免許 さぬき麺業」さんは東京駅一番街に出店しているのです
東京駅でも食べられるなら、香川でしか食べられないお店に行きたいですよね

はやし家製麺所はお土産うどんから始まったうどん屋さん
小麦粉はさぬきうどんに最も適しているオーストラリア産と国産小麦のハイブリット
麦の芳醇な香りと強いコシが楽しめます
水には水素水、手打ちや足踏みも完全手作業で行っているというこだわりぶり
仕上げは18度に温度管理された熟成庫で一晩寝かせ、4.1mmの厚さに丁寧に切られたうどんは絶品です

お土産うどんを買う場合は各店舗で購入しましょう
空港や道の駅では名店のお土産うどんは販売していないことが多いです

おなかを満たしたらレンタカーを借りて出発!
高松空港ではレンタカー会社のカウンターは無人で各社の電話が並んでいるだけ
電話をすると迎えに来てくれるシステムです

車をレンタルしたら金比羅宮へ向かいます

金比羅宮

「こんぴらさん」の愛称で有名な金刀比羅宮(ことひらぐう)
琴平山(ことひらやま)の中腹に位置し、参道口から御本宮までは785段、奥社までは1,368段の石段があります
※こんぴらさんの愛称が有名すぎて恥ずかしながら「こんぴらぐう」と読むのかと思ってました。。。

金刀比羅宮は大物主神(おおものぬしのかみ)を祀(まつ)り、農業・殖産・医薬・海上守護などのご利益があるそうです
※大物主神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟の子

金刀比羅宮を参拝するのは美術と関わりが深いから
表書院と高橋由一館という2つの博物館があるのです

江戸時代には江戸幕府、朝廷、三井家などから保護され、江戸庶民の参詣も伊勢参りに次ぐ人数、
海上交通の要所でもあったことから繁栄してきました
表書院には三井家の資金援助により円山応挙が障壁画を制作しています

明治初期には高橋由一の画塾「天絵社」の拡張資金融資を依頼され、200円融資を行い由一から絵画35点が奉納されました
その後も複数の奉納があり現在の高橋由一館につながっています

円山応挙は写生派、円山派の始祖
高橋由一は日本における西洋絵画の開拓者
アートの旅の1回目として、この2つの鑑賞は外せないですね

問題はスケジュールを考えたときにどうやって効率よく御本宮と表書院、高橋由一館を回るかです
表参道から御本宮までのぼると片道30分はかかります

往復で1時間、高橋由一館や表書院(重要文化財の円山応挙の襖絵を拝観できます)に立ち寄ると2~3時間は必要
この後の映えスポットは時間制約があるので時間が足りなくなってしまいます

そんな時に便利なのが石段500段目にある「神椿」カフェ
「神椿」カフェには駐車場があり、予約をすれば車で乗り入れが可能です
こちらを利用させてもらい、効率よく御本宮と表書院、高橋由一館を回りたいと思います

神椿カフェ駐車場の利用時間は1時間のみ
サクッと御本宮と高橋由一館、表書院を回りましょう

駐車場についたら、まず御本宮を目指します
残り285段、ショートカットしたとはいえ、まだ結構あります。。。

御本宮を参拝した後に御朱印をGetし、いよいよアート鑑賞Start!
年代順に円山応挙→高橋由一の順番で見ていきたいと思います
神椿カフェから表書院は23段、高橋由一館はさらに46段くだるだけなのでとても近いですよ

表書院

表書院は内部の円山応挙の障壁画とともに重要文化財に指定されています
円山応挙は江戸時代中期~後期に活躍した京都出身の絵師で、写生を重視した円山派の始祖です
作品はコロコロわんこ(狗子図 いぬこず)、足のない幽霊(幽霊図)の絵が有名です。

円山応挙
狗子図
幽霊図

三井家の庇護を受けていたため、国宝である「雪松図屏風」は東京日本橋の三井記念美術館に所蔵されています

雪松図屏風 左側
雪松図屏風 右側

金刀比羅宮の表書院では「鶴の間」「虎の間」「七賢の間」「上段の間・山水の間」の四室の障壁画を作成しています
「鶴の間」

鶴の間

「虎の間」
コロコロわんこっぽくて、ちょっとカワイイ

虎の間

写真だとわかりませんが、実際の障壁画はふすまの角がつながって描かれているので迫力がちがいます
実際に足を運んで見る価値ありです!

開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
入館料:一般800円、高・大生400円、中学生以下 無料

高橋由一館

高橋由一は重要文化財に指定されている「鮭」で有名な江戸末期の画家
日本における西洋絵画の開拓者です

金刀比羅宮の高橋由一館では現在27点の作品を所蔵し、20点ほどの作品を展示しています
重要文化財の「鮭」は東京藝術大学美術館所蔵なので、こちらでは見ることができませんが
日本の西洋絵画の初期の作品を一度に鑑賞することができます

高橋由一と金刀比羅宮との関係の詳細はこちらから

高橋由一館では、以下の絵を見ることができます
自身の油絵を見てもらいたくて送り付けた 奉納した「二見ヶ浦」

二見ヶ浦

琴平で正月を過ごす際に描きあげてきた「鯛(海魚図)」

琴平に来てから描きあげた「琴平山遠望」

琴平山遠望

残念ながら私が行った時には「豆腐」は見ることができませんでした

豆腐

高橋由一館で所蔵作品、現在展示している作品はこちらから確認することができます

開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
入館料:一般500円、高・大生300円、中学生以下 無料

金刀比羅宮には表書院、高橋由一館、宝物館の3つの博物館があります
表書院と高橋由一館だけ訪れる場合は、共通拝観券ではなく個別に入館料を払う方がお得です

映えスポット巡り

金刀比羅宮で江戸時代と明治時代の絵画を堪能したら、次はアートな写真が撮れるスポットを巡りたいと思います
1つ目は「天空の鳥居」で有名な高屋(たかや)神社、2つ目は父母ヶ浜(ちちぶがはま)です

でも、その前にお昼ごはん
高屋神社周辺でうどんを食べたいと思います

本場かなくま餅 福田

本場かなくま餅 福田さんは創業100年以上の老舗お餅屋さん
「アン雑煮うどん」が絶品で行列できる名店です
あんこが入ったお餅とおつゆのあまじょっぱさが最高です
お餅は注文が入ってから焼くので少々時間がかかりますが、香ばしさが食欲をそそります

住所〒768-0014 香川県観音寺市流岡町1436−2
営業時間10:00〜14:00
※うどん玉売り切れ次第終了
定休日月曜日、火曜日
お問い合わせ0875-25-3421
URLhttps://www.instagram.com/kanakumafukuda/

高屋神社

高屋神社

標高404メートルの稲積山の頂上に本宮がある高屋神社
「天空の鳥居」として知られ、2018年には四国八十八景にも選出されている絶景スポットです

土日祝日はシャトルバスを利用する必要があるので注意が必要です

シャトルバス運行期間土曜日、日曜日、祝日
午前9時00分から午後5時30分までの間
乗車料金大人(中学生以上):1,500円
子ども・障害者手帳をお持ちの方:700円
未就学児 (大人1人につき1人のみ):無料 
 ※2人目からは1人につき700円
乗車券販売場所観音寺市観光協会
〒768-0062 香川県観音寺市有明町3-37
シャトルバス乗り場有明グラウンド前駐車場(県立琴弾公園内)
〒768-0062 香川県観音寺市有明町13番
URLhttps://www.city.kanonji.kagawa.jp/soshiki/21/22812.html

父母ヶ浜

父母ヶ浜

約1km のロングビーチを誇る父母ヶ浜
干潮時にはウユニ塩湖のような写真が撮れるフォトジェニックなスポットです

美しい写真を撮るにはコツがあります

  1. 干潮時にできる潮だまりを使う
  2. 風のない夕方をねらう
  3. 潮だまりの水面ギリギリにカメラを構える
  4. モデルは潮だまりギリギリの砂浜に立つ(カメラマンとは逆サイド)

干潮の時刻はこちらで確認してください

日没後のマジックアワーと呼ばれる時間帯は、空が少し暗くなり地平線だけ夕焼けに染まるのでとてもきれいですよ!

高松市内で宿泊

盛れる写真が撮れたら、高松市内のホテルまで移動します
高松市内には温泉のついたビジネスホテルがいくつもあるので、
歩き疲れた体を癒すためにも温泉付きホテルに泊まりましょう

ここでは高松市内のおすすめのお食事処をご紹介します

選定のポイントはご当地グルメが食べられること、地酒が飲めること!
香川県のご当地グルメは以下のとおり

  • 骨付鳥
  • オリーブはまち
  • 瀬戸内海の地魚

骨付鳥か魚料理のどちらかに偏るお店が多い中、バランスの良い「讃岐食酒工房ふるさと」をおすすめします

讃岐食酒工房ふるさと

讃岐食酒工房ふるさとは創業40年以上の老舗店
居酒屋探訪家として活動している吉田類さんの「酒場放浪記」でも紹介されたお店です

人気の骨付鳥は讃岐コーチンを使用していて、他のお店では味わえないおいしさ
瀬戸内海の地魚料理に香川県の地酒も豊富に取り揃えています

住所〒760-0045 香川県高松市古馬場町6-2
営業時間17:00~23:00
定休日月曜日
お問い合わせ087-821-1001
URLhttp://www.lion-douri-shoutengai.com/gourmet/366/
カード利用可能

香川県民は飲んだ後の締めにカレーうどんを食べるそうなので、おなかに余裕があれば2件目にチャレンジしてください
深夜まで営業しているうどん屋さんが近くにたくさんありますよ

明日は大塚国際美術館でアートを堪能します

参考文献、著作権
Dokudami – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=88986741による
Araiyasushige, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

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この記事を書いた人

絵をみるのは好きだけど何を描いてあるのかよく分からん、旅先で美術館に行くけどこんな状態だともったいない!ということでアートについて調べながら、アートメインで旅しています

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